土の緩い土地や、切土と盛り土で造成された工業団地などで見られる現象として、片側に建屋の荷重がかかる不同沈下があります。
床下部分の盛り土などが下がってしまったり、酷い場合には地盤ごと片側だけ下がることで、柱やその下の杭に設計以上の荷重がかかることがあります。
土間コンクリート構造の場合、床下に土がいる前提で地耐力を計算しますが、土が無くなればその前提の地耐力が無くなります。
結果、柱をに荷重が集中し、建屋に対してもひねりや変形が生じます。
写真は建屋外の擁壁ですが、擁壁を押し出すほどの建屋の荷重が擁壁側に集中しているのがわかります。
このような現象が起こるメカニズムはありますので、建屋片側に異常が見られる場合には一度弊社にご相談下さい。
