鉄筋コンクリートは互いの弱点を補完し、長所を浮き立たせる素晴らしい構造です。
コンクリートは圧縮には強く引っ張りには弱い。鉄筋は引っ張りには強いが錆びには弱い。
コンクリートで鉄筋を覆う事で、鉄筋の錆による腐食を防ぎ、同時に鉄筋の引っ張りの力を活用し強度を上げるものです。
ただ、コンクリート床下にクラックが入り、床下の湿気がクラックを伝い鉄筋と反応すると…
鉄筋が錆びた鉄筋コンクリート下に空洞があると、コンクリートは引っ張りに弱く、非常に重い物体なので陥没に繋がってしまいます。
どちらが欠ける状況が起こると、強度を発揮できないのも鉄筋コンクリート構造と認識して頂く必要はあります。